日曜日。
赤い悪魔と称される(by るちるさんw) Blancheの"わだだわ"さん(以降だわさん)と物見ランデブー。
なぜ自分のような真性のヘタレライダーがだわさんのようなA級ライダー様とご一緒することになったのか。
だわさんとは先日のヘタレ祭りで初めてお会いした。
ただ存在は知っていた。Blancheの方ということで。
自分のバイクは千葉のタキサイクルという知っている人には有名なショップで数年前に購入した。
そしてそのショップチームであるBlanche、こちらも千葉ではもちろん有名だし全国でもかなり知られているビッグな強豪チームであるが、ここのチーム練に購入後半年くらい通わせてもらっていた。
さすが強豪、という感じで大勢の人がいて初心者にも乗り方からトレインでの走り方、声掛けの仕方、交通&ラインディングルール、もちろんチームでのがっつりした練習、二部会での激しい練習、と様々なメニューが取り揃えられておりメンバーの役割?などもちゃんとあって(良い意味で)部活のようなしっかりした&物凄く強いチームであった。
なのでだわさんがどれほどのものかは経験値でよーく知っているw
で、そんな経緯も先日お会いした際にご挨拶させてもらっていたのだが、僕の『日曜には100kmオーバー走っておきたいから物見方面行きますわ。』のたわいもない呟きになんとだわさんが「ご一緒に~」とのレスをくれたのだ。
うお!なんという方からレスが!
ご一緒にといってもご一緒に走れねーけど!?
も、もしかしてこれは何かのワナか?「ほれほれ、揉んでやるぜ~(ニヤニヤ)」て??
いや、そんなわけはないだろうけど実力を誤認識されているのはほぼ間違いないだろう。
でも強い方と走れる機会は貴重だからなぁ。
迷惑を最小限に留めるようにしてご一緒させてもらうか!
ということでめでたくご一緒ライドが決定w
と同時に他に参加者を集めようと必死さ全開でツイートするも残念ながら都合あわずランデブーが確定。
とはいっても当初は秋ヶ瀬から物見までだから(だわさんは白石と言っていたので)そこまでなら全部絞りきればなんとかなるだろうと考えていた。
が、この時点ではその後の悶絶の展開は知る由もなく・・・・
当日。
待ち合わせの前に彩湖クルクル組に少し合流しようとちょっとだけ早めに出発しようとしたのだがこの日は逆流性食道炎(持病気味)の調子が悪く出発も巡航速度も遅くなってしまった。
加えて戸田橋南の工事で完全にやられた。。
どこで迂回させられるのかとそのまま荒サイ右岸を北上していくとガッツリ行き止まり。

ここからは左の土手上に草が生えた階段を上っていけ、と。

登ったら土手上を走るのかと思いきや、同じく草階段を下って降りろ、と(♯`∧´)

もたもたやってて大分ロスした。。
復路で分かったが北上する際はさっきの行き止まりまで行ってしまうのではなく、その手間で土手上に上がっておくのがベストルートな模様。
お陰で彩湖着いた時点でグルグルメンバーとのご一緒の時間は無くせめてスライドだけでもと思い二択の賭けでバックストレートへ回るとドンピシャ!
6、7名のヘタレトレインが爆走してきたので手を振りながら「行ってきまーす!」と声掛けスライド。
何名か手を振ってくれて、たぶんmiyaさんあたりは声も掛けてくれた気がしたw
そうして急いで7時ほぼジャストに秋ヶ瀬北にてだわさんと合流。
わ「物見なら1hちょいっすね。さ、行きますか」
「は、はい(ブルブル)」
だわさん先頭にしばらくは大体37~38km/h巡航。
彩湖までのアップがあったのでなんとか付いていけたがこの先が怖くて既にブルブル。
加えてだわさんの脹脛の素晴らしさに目が釘付けw
なんかこの時点ではレースに出ている速度感&高揚感&緊張感がバリバリだったなー、と振り返り。
そして恐れていた時が意外と早くやってきた。
先頭交代ww
「先頭交代、もちろんやります。ただ、巡航は3~4km/hは落ちます。落ちますけどやります。でもそこんとこ何とぞご理解くださいm(. .)m」などと先に言っておきたかったのに;;
で、言えずに代わることになったのだがさすがに先頭牽きで37km/hは物見までももたないので34~35km/hでの巡航とさせてもらう。
自分的にはこの速度の先頭牽きでも先を考えるとかなーりギリギリ。
頑張ってしばらく維持しながら走っているとスーッと横から、
わ「さすがお仲間と走られているだけありますね。巡航落ちませんね!」
と優しい言葉を掛けてくれながら先頭へ入り再び37~38km/hへw
田んぼ区間はもっと上がってたかなぁ。もう写真どころかサイコン見る余裕ないっす。
踏み切りストップの際に途中から後ろに付かれていた単独ローディーさんに話しかけて物見までご一緒することに。
こちらのTREK乗りのお方もだわさんに負けずの豪脚の方でして、、、その後さらに激しい展開に;;
上江橋で緩くなった時になんとか撮った一枚。
既に離れてますが撮ろうとしている間に巡航40km/h近くになっていた。。

入間TTに入るとTREK乗りの方が早々に先頭に入ってくれて40km/hオーバーで牽き直す。
もうローテ入れてません、すんません、すんません。
でも出来るだけ千切れないように。千切れたら練習の意味がなくなる><、と思い必死で最後尾に付き位置で頑張る。
後半で少しでもと思い先頭に出て40km/hで牽いてみたもののもうこの程度の速度じゃこのお二人は満足せず、少しした後におかしなスピードで横から二人がかわしていく。
必死でケツに付こうと下ハンでもがくもジ・エンド。
これ、スプリントなんかじゃないんすよね。単なる高速巡航。それにももう付いていけずorz
彼方に行ってしまうお二人を見届けながら入間大橋の信号までの距離がもうすぐだったことに少しだけ安堵w
そこからの一般道区間もまぁ同じようなもの。
基本的にお二人で40km/h前後で回してもらっていて何回かに1度くらい自分も入って頑張る。
自分の先頭が37~38km/hに落ちてきたくらいで自然とお二人に代わるという流れ。
もうね、物見までなんとか付いていこう、やれる時は回していこう、たいして役には立ってないけど頑張ることで恩返しと思っておこう、という精神論・根性論に溢れていたひと時w
ただ、何回か、この頑張らなきゃの気持ちが空回りして普段やらない感じで無理に牽こうとしたり速度上げようとしたりしてだわさんに「大丈夫っすよ!」と笑顔で注意を受けたりした。必死感が強すぎて何度かミスってしまった。スミマセンm(_ _)m
そんなこんなな必死旅もようやく物見へ。
大学前坂下でTREK乗りの方は登ったらそのまま白石へ行くとのことで先にご挨拶。ありがとうございました。
ゴーするもお二人はあっという間に小さくなっていく。
自分は脚がもうピクピクしているもののそこそこ頑張って淡々と登る。
が、さらにお二人は小さくなっていく。。。

頂上過ぎた左のトイレ休憩所でだわさんと合流。
てっきりだわさんはそのまま先のお山に行くものと思っていたので、
「自分は時間があるので物見1周くらいしてから戻りますねー」と言ったところ、
わ「うーん、今日調子が悪いんですよね。なんかすごく悪い。自分もとりあえず周回しますよ」と。
お、おぅ、、これでそんなに調子悪かったんですね。
そしてまだ道場は継続するんですね(・∀・)
そうして物見の周回へ。
下って登り口まではまぁさほど離れることもなく一緒にいたのだが登り始めたら、、ホント半端ない。。。
あっという間に小さくなって消えていった。
たしかに自分は復路の不安(もしかしてまだ道場続くのでは?)もあり、無いながらも脚のリザーブを考えていて普通ペースで登ってはいたがそれにしても速過ぎる。
真性ヘタレなりの坂越えしたら信号のところでだわさんが待っていてくれた。
ほんと優しい。ナイスガイ。
わ「まだ時間大丈夫っすね!もう1周いきましょう!」
「え、、あ、、、そ、そうっすね。い、行きましょうか」
・・・ほんと優しいヽ(;▽;)ノ
2周目の登りはどこまで離されないか頑張ってみた。
最初からその時の自分なりの全開で。
そしたら、、、、あんま変わらずにあっという間に小さくなってったorz
そもそも、100しかパワーがないやつの抑え気味も全開も50か100かの違いなわけで、1000とか2000とかパワーある人の前では完全に無意味に近いw
でもさっきよりかは少しの間は付いていけた。
が、代わりに脚が本当におかしくなったww
再び同じく信号で待っていてくれただわさん。
「じゃあ自分はこれで戻りますねー」とハァハァを隠して爽やかに言ったところ、
わ「やっぱ調子悪いんで自分もこのまま戻りますよー」と。
お、おぅ、、、
で、でも調子悪いと言っているし、復路だし、そんなには、、ね。
いや、ほらさ、前向きにさ、単独よりかは高速巡航で帰れると思えば、さ、ね。
で、でも、もうこのあんよがかつてない程におかしくなってるんだけどね。ピクピクしてるし感覚おかしいし回ってくれないし踏めないし。
「はい!じゃあ行きましょう!」
と返事だけは元気に一緒に復路へw
さすがにボロボロさを察してくれたのか少しだけ優しい巡航(34~35km/h)で走ってくれる。
付いてるだけならまだなんとか、、、、いやツキイチでさえもこのペースだともう最後までは無理ぽであることは自明の理。
だがもういけるとこまで必死こいて出し切ってあとはお先に行ってもらおう、と開き直り。
うーん・・・でもなぁ・・・既に出し切っている気がするんだが。。。
でもまだ走れているということは余っているということなのか?
速度的にははっきり言って往路の後半でもう切れててもおかしくなかった。現に少しは千切れてたし。
それを越えての物見周回があって、そして復路。
もう状況の限界は超えてるし、気持ちも正直何度となくもう千切れようと思った。
けど、あと1回だけ、今回だけ、とグッと食いしばって下ハンダンシングでなんとかケツに食いついて走ってきた。
復路はこれがあと何回出来るのだろうか、、、と考えたりしてたがもうなるようにしなからんと思いやれるだけやろうと腹括り。
復路のピオニーあたりで二人組の(またもや豪脚)ローディーと遭遇。
こちらもだわさんが気さくに話し掛けてご一緒することに。
この話し掛けもすごいなぁ、と感心したところ。
方向、速度が同じだったりすると得てしてなんとなくでくっついてしまうケースが多かったりするけど、ちゃんと話しかけて明確に一緒に行きましょうとすることでお互いが合意出来て走れる。
ちゃんとローテも出来るから気持ち良くも走れるし。
しかし、、、、このお二人も本当に豪脚。
自分が牽ける速度はもう32~33km/hがせいぜい。
でもご一緒したからにはある程度ローテしないと、と頑張るも、すぐに横からスーっと出てくれてあっという間に40km/hへ。
さすがに40km/hはもう無理。。ダンシングで頑張ってもせいぜい35km/hくらいしか出ず。
「よんじゅうはムリだぁ~!」と独り叫びながらハッキリきっちり明瞭に千切れていきました。。。
だわさん、ちゃんとご挨拶もせずに申し訳ありません。
しんどかったですが楽しかったです、勉強になりました。
また機会があれば、、、、などと独り呟きながら、それでも自分的目一杯で30km/h巡航で単騎で走る。
どうやら少しは頑張れる子になっていたようだw
結構な千切れっぷりだったのでそこそこの間単独走してたらなんと!!
入間大橋手前の荒サイとの分岐地点でだわさんが待っていてくれた!!
「うわ、すいません!!でももうホントに俺終わっちゃってるので先行ってください><」
わ「いやいや、せっかくなんですから一緒に帰りましょうよ!(ニコッ)」
な、なんと、ううう、、
もう素直に優しさに涙。
が、本当に脚ないんですけど・・・やっぱりここは赤い悪魔の道場ですか??;;
入間TT、優しいとはいっても巡航はやはり34~35km/hとかなので、もうどこにあるのか分からないけど"ナニカ"を振り絞って必死で付いていく。
少しは代わらなくてはと先頭交代してみたものの全開でもう30km/hとかw
すみませんと心の中で言いつつすぐに交代してもらいなんとか付いていくことに全力集中。
上江橋を越えたところでなんと先ほどの豪脚二人組と再び合流。
自分1人ガクブルしたがトークしながらゆるスピードになってくれたので逆に良かったw
この間で休めはしたけどもう回復するレベルなんかじゃないので、
「この時間がずっと続いてぇ~」と乙女な祈りをしながら最後尾で1人ハウハウ。
しばらく後にお1人離脱し残りの方とだわさんで回し始めて自分はプチ切れ。
田んぼなんてこの期に及んで45km/hオーバーですっとんでくし。
も、もう、ほんとに空っぽ。。
ああ、もうここで本当に終わりだヨ、だわわッシュ。
ぼくはもう25km/h以下じゃないと走れないんだヨ、、、でも、でも最期の挨拶はしなきゃ。
本当の本当の本当に振り絞り。
下ハンでありったけでもがいて数十m先に見えるだわさんに追いつかな。
37~8km/hまで出さないと縮まらないので心折れそうになりながらも5度くらいアタックしてようやく追いつく。
「ほ、、ほんとに、も、もう空っぽっす。もうお先行っちゃってください、、ありがとうございました;;」
わ「彩湖抜けて帰りますよね?同じですから一緒に行きましょうよ!(ニコッ)」
ということでありがたく再びご一緒させていただくことに。。。こ、こわいよ、この道場ww
その後もう一人の方も離脱されてようやく秋ヶ瀬に突入。
変わらず良いペースで牽いてくれる道場主。
千切れるか千切れないかの瀬戸際で踏ん張り続けるヘタレ乗り。
いやたぶんその限界ちょい越えのスピードでコントロールしてくれていたんだと、後で思った。
そういや復路のいつからだったか、気づかないうちに涎ダレダレ走りにポジション変更していた。
もう脚以外に力を使うことが出来なくなっていたこの身体ww
秋ヶ瀬から彩湖へ抜ける裏道(さくらそう水門)で、
わ「ラストに必ずここでスプリントするんですよ!」
と笑顔でキレキレの坂道スプリントをかましていく道場主、いや赤い悪魔かw
もう自分は例え2%の登りでさえもダンシングでよたよたなのに。。輝いてすっ飛んでいく様を見送りながらこうして強くなっていくのか、と感銘。
その後は色々とトークさせてもらいながらゆるライド。
といってもそれでも30km/hで走るので横にいて話しているのに自分だけが段々後ろに下がって行くという始末ww
トレーニングのこと、ラインディングルールのこと、意識しているのことなどなど勉強させてもらった。
//
[トレーニング]
やはり強い人と走ってとにかく必死についていって出来るだけ千切れないようにしてそして出し切る。
千切れたらトレーニングにならないのでローテを飛ばさせてもらってでも付いていけるようにする。
今日のようなのを繰り返せば強くなる、と。。
[トレイン] (先日のヘタレ周回を見ての感想)
トレインでは声をもっと出してやった方がいい。
特に中切れは出来るだけサポートして声掛けたり繋いだりしてで出来るだけ埋めるようにする。
周回は最低3周はするようにして短時間高強度として密度よくこなす。
ヘタレの短時間高強度グルグルは気に入られたようなので都合つけば参加したいとのこと。
赤い悪魔道場 in 彩湖 が近いかもw
//
さらにその後も戸田橋南の工事区間の迂回、そして赤羽のマラソン大会の迂回までご一緒してくれて岩淵(新荒川大橋)でお別れしました。
もうその頃にはピクピクどころか脚の感じがよくわからずひたすらヒーコラヒーコラ。
復路のいつからか「俺は家に辿り着けるのか?(・_・;」と本気で思っていた旅路もようやくエンディング。
その後の一般道を単騎でチンタラ走ってボロ雑巾のテイで帰宅し玄関でよろよろと倒れ込んだ次第w
[まとめ]
トータル120kmほどと距離はそれほどではないものの、その道中で実に8割以上に渡って赤い悪魔の道場主さまとご一緒させてもらった。
経過時間は5時間であったが走行時間は4時間半ほどということでストップタイムが30分弱というリザルト。
たしかに物見頂上の10分程度の休憩以外は休んでなかったし。
てか、何度かだわさんからは休憩します?と聞かれていたが休むともう脚が動かなそうだったのでそのままでゴーさせてもらっていた。(補給は走りながらで)
もしかしたら笑顔で「大丈夫ですよ!」と優しく言ってくれていたのは、だからこそ頑張らなくてはという気持ちを引っ張り出すためだったのかもしれない、と思ったりw
ただ、いずれにしても優しくそして強く鍛えていただきとても良い経験になった。
今となっては良く分かるが、背中が強くとても安心出来ていてそしてこちらのギリギリちょい上の速度で牽きずってくれていた。
強さを目の当たりにして、そして強くなるには、というのが身をもって分かった。(まだ強くはなってないw)
色々話をさせてもらってかなり勉強になった。
走っている時は「ぐわー!」とか「まじかー!」とか「うわーん(泣)」とか千切られながら色々叫んでいた気がするがせっかく入門した?ので機会があればまたご一緒させてもらいたく思った。
強くて安心な背中。でもコワイw

だわさん、
本当にご迷惑のみですみませんでしたm(_ _)m
そして本当にありがとうございました!
凄まじくしんどかったけど楽しかったですw
またお願いします!
あ、調子がいまいちな時教えてくださいwww
ちなみに、
その後の日曜は普通に歩くことさえもままならず。
翌日の月曜もなんと重いことか、我が両脚よ。
朝なんてたった数段で両脚が破裂しそうなほどw
でも終日(仕事でやむを得ず)階段での回復昇降してたら今は大分マシになった。
やっと色々抜けて多少バキバキしてるのみになってきた。
自分トレーニングと人とのトレーニングをちゃんと分けて考えてやっていこう。
あ、あとファンライドも忘れずにしないと。
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